株式会社グリーンマンBLOG

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蛎太郎の独り言・費用対効果のはなし

農業の基本は土作りから・・・

そんな事は誰もが知っています。

健康な圃場は、健康な作物を作ります。
とは言え、商売ですから収入と支出のバランスが最重要と考えます。

収入を上げる為には・・・
  ①出来上がった作物を高く売る
  ②病害虫による損失を抑える
  ③収量を上げる

支出を抑える為には・・・
  ①肥料代を抑える
  ②農薬代を抑える
  ③資材・燃料代を抑える
  ④人件費を削る

生産者にとって病害虫の影響による損失(ロス)は、
死活問題です。

えっ!一夜にして全滅状態・・・そんな経験はありませんか?

茨城県十王町 すがの農園さんの場合(有機JAS認定)
(果菜類・根菜類・水稲)都内有名レストラン他へ納品
トマトでは毎年、尻腐れ病により20~30%がロス品(廃棄)となるのが悩みでした。尻腐れ病は、カルシウム欠乏からくる病気です。

尻腐れ病によるロス品(廃棄)割合

出荷高               ロス金額
100%出荷時      300万円  0万円
80%出荷時(ロス20%)240万円 ▲60万円
70%出荷時(ロス30%)210万円 ▲90万円

蛎太郎施肥後 

5%以下に改善
285万円
▲15万円以下

また、カルシウム欠乏からくる尻腐れ病、芯腐れ病、成長障害、等の改善には効果的ですので、ロスの軽減と言う観点からみても費用対効果の高いものと自負しております。

根から吸収し易いカルシウムは、植物の細胞膜・細胞壁を丈夫にします。これらは、人間の身体で言う血管の働きを指します。

逆に、根から吸収し難いカルシウムは土壌に蓄積し、数値上十分足りているのにカルシウム欠乏の症状が改善しないと言った現象が見られるのです。

昨今の化成肥料の高騰により出費は抑えたい
せっかく与えた資材(チッ素・リン酸・カリ)の吸収を効率よく植物に吸収させる為には、優良なカルシウムの働きは必要不可欠なのです。


土壌が健康になった結果・・・

無駄な肥料代を抑える事が出来る   
農薬の回数を減らす事が出来る
病害虫による損失(ロス)を抑える

支出を抑える事に繋がるのです。