株式会社グリーンマンBLOG

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蛎太郎の独り言・美味しくない米

先日、東京の知人から電話がありました。
雑談の中、復興支援のつもりで、「ひとめぼれ」買ったけど、
正直美味しくなかった!との意見。
何~?聞き捨てならぬ言葉です。
聞くと都内の量販店で購入したとの事・・・
そりゃ仕方がありません。誰が作った米か解らない訳ですから・・・
米の流通の仕組を話すと、すぐに納得して貰えました。
他人の米の話しですが、なんか悔しいので
うちの生産者のお米を送りました。
届くとすぐ、電話がかかってきました。

「やっぱ、全然違うものだね~!」
「噛んでると甘味が、どんどん出てくるね」
「子供達の食い方が、ハンパねえよ!」

数多いユーザーの中から自信の一品を送りましたので、僕としては当然とも言える反応です。
米どころ宮城においても、山間部の沢水を利用して作った米は、一味違うのです。
やはり、水なのでしょうか?
僕は、自身の舌を含め、人の味覚はあまり信用していません。
その時の体調にもよりますし、朝、何を食べたかによっても変わると思うのです。
しかし、同条件で調理したものを食べ比べるとその差は歴然。
旨みとも言うのか、甘味の奥深さと言うのか・・・
深く掘り込むと、どこで獲れたかではなく、誰が作ったもの何かが
重要だと思います。

職業柄、収穫時には沢山の方から成果物を頂きます。
基本、全て試食するのですが、やはり産地、作り手によって大きく違います。
本当に自然界は不思議でなりません。